後悔しない為の複数検査

淋菌と感染経路が同じ病原体はクラミジア、HIV(エイズウイルス)、梅毒など
がありますので、同時検査で確認しておくのが安心です。

 

いづれの病原体も感染後に発症しないケースや特定できる症状が軽くて進行してしまい、
重症化する危険がありますので注意が必要です。

 

複数項目のキット商品は一度にまとめて検査物を提出します。
時期を分けて検査を受ける(採取する)ことはできませんので、
特定項目のみ早期に検査をしたい場合は個別の検査キットを検討しましょう。

性感染症の検査可能日と潜伏期間

複数の検査をする場合は項目によって検査可能な時期に違いがあります。

検査項目

 【病名】

感染後の

検査可能日

潜伏期間

コメント

クラミジア

【性器クラミジア】

2〜3日後

1〜3週間

無症状の例が多く不妊症など重篤化する場合があります。感染率が高く淋菌との同時感染が珍しくありません。

梅毒トレポネーマ
【梅毒】

1ヶ月後

約3週間

初期症状が出ても放置すると自然消失し見逃しやすく、症状が進行してしまいます

HIV

【HIV感染症/エイズ】

3カ月後

詳細はコチラ

数年〜10年以上  (近年いきなりエイズも出現) 初期症状は発熱や咽頭炎など風邪様の症状と間違いやすく、ほとんど気づかないのが現状です。

HPV(ヒトパピローマウイルス悪性型) 
【子宮頚がん】

2〜3日後

1〜数カ月
(平均約3か月)

子宮がん発症率は20〜30代にかけて増加傾向にありますので、一度は検査が望ましい項目です。

HBs抗原

【B型肝炎】

3カ月後

1〜6カ月
(平均90日)

感染力が強く慢性化するケースがありますので、未受診者は一度は確認検査が望ましい項目です。

HCV抗体
【C型肝炎】

3カ月後

2週間〜6カ月

初期は無症状の経過を辿る場合があります。未受診者は一度は確認検査が望ましい項目です。

※検査可能日と潜伏期間について
 感染後の初期では検査で感染の有無が判定できない期間があり、これをウインドウ期と呼び、検査可能日はこのウインドウ期を過ぎた以降の日になります。
 潜伏期間と混同しがちですが、潜伏期間は「病原体に感染してから症状が出るまでの期間」です。

やっかいな性感染症

●クラミジア
1回の性交渉で約50%と高率で感染します。
クラミジア・トリコマチスという細菌によって、
粘膜を介して感染しますが、無症状でいる感染者も少なくなく、
女性では不妊症になりやすい傾向が強いので同時検査を
おすすめします。

 

●梅毒
免疫機能にの低下によって さまざまな感染症に罹りやすくなります。
発症後に無症状になって治ったような経過をとり、見逃しやすい感染症です。

 

●HIV
淋菌に感染しているとHIVに感染する確率は高くなります。
HIVはエイズへ進行する原因ウィルスですが、一度感染すると既存の治療法では
完治できなく、早期発見早期治療がその後のQOL(生活の質)を左右しますので、
必ず同時検査をすることをおすすめします。

 

●尖形コンジローム(悪性型HPV)
 尖圭コンジローマは、「良性型」と「悪性型」に大別され、
ヒトパピローマウイルス(=HPV)が原因となります。

 

性行為でなくても皮ふや粘膜の傷口から感染することもあります。

 

悪性型のHPVは女性では子宮頸がん、男性では陰嚢がんを発症する
ウイルスの型がありますので検査で確認しましょう。

 

 良性型のHPVは肛門や性器のまわりにイボができます。
肛門部は自分で確認しづらい部位になりますのでやっかいです。

 

 男性は陰嚢やペニスを覆う皮の内側にできる場合があります。
女性は性器の内外にできますが、注意しないと気が付かない
場合もあるので見過されやすい症状です。

 

●B型・C型肝炎
 B型肝炎ウィルスは感染力が強く、生理期間中の血液や
精液を介して感染していきます。

 

 感染後に治癒する人と、ウイルスが肝臓に住みつづける
人(=キャリア状態)に分かれます。

 

 キャリア状態の一部は慢性肝炎に移行し、肝硬変、肝がん
に進行するので感染後の定期検査と治療が必要となります。

 

 C型肝炎ウィルスは感染性は高くありませんが、感染後は慢性肝炎へ
移行する傾向が強く要注意です。

 


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